華念珠・華数珠の作者 田中一人は、
本業のジュエリーの商売と並行して、
平安時代からの家系の継承として、「凡夫先達」というお仕事をさせていただいております。
先達には「巡礼行」という修行が不可欠で、田中一人が巡礼、つまり2008年にそれを始めたころから、
2011年に皆さんの先達を本格的に始めるまで、数珠は必要不可欠なものでした。
使ったのは真言宗の密教数珠と浄土宗の数珠でした。
田中一人の場合、数珠が無かったら、
特に水晶などの電磁波の蓄積ができるものがなければ、
今頃、神仏の姿かたちと声色を真似る「なりすまし」に傾倒して、逆コントロールされて、
予言をしたり、人に巧みに霊的な脅しを与えて、与えた脅しを取り除くことで糧を得る、
外道な霊能者なっていたと回顧しています。
殊に神仏に関係する修業をしようと志した時は、
まず、それと同じ志を持ったけど、途中で修業を絶たれた
無数の「なりすまし」に自分の精神をさらすことになります。
机上でおべんきょするような
あっまーいもんじゃなくてですね
テキストもないし、すべて現場で体験することなんですが、
神仏の姿をマネをして、人間に近づく悪意をもった者は、
目に見える人、見えない魂を含めて、本当の神仏の10万倍くらい居ます。
でもそれらは、神仏とは明らかに違う、ある特有の波長(のようなもの)をもっています。
それらを物差し無しで、分別して聴き分けるのは、ほぼ不可能に近いのですが、
田中一人の場合は水晶の数珠が役に立ちました。
修業当時、数珠が物差しとして、ある一定の線引きができたんですよ。
これは水晶の電磁波を貯める物理的な特性が作用したものだと思っています。
数珠に吸い取られるものと、通過するものとでは、波長と出力がずいぶん違うのです。
その分別方法は、超簡単に言いますとこんな感じです。
ご神仏も なりすましも 何らかの信号を出しています。
田中一人の場合はそれらを「ことば」として受け取ります。
その信号に数珠をかざすと、
数珠に吸い込まれるものと通過するものがあります。
数珠をもむと、数珠に吸い込まれたものは放電されて消滅します。
数珠をかざす、経を詠む、数珠をもむ。
数珠をかざす、問答する、数珠をもむ。
この繰り返しで、なりすましの信号は消えてゆき、
ご神仏の神気やメッセージというのは全くたゆまず、広く昔から漂っているとても重量感のあるものとして減衰することなく感じられますから、その言葉だけが残ってゆくわけです。
そんな作用と、その他もろもろの不思議な力でもって、
「明らかに違う」神仏と、べたべたの「まことしやかな なりすまし」との線引きができるようになったわけです。
時間はかかりましたが、その時に物差しになってくれた水晶の数珠は、本当に大切なものでした。
ふさは取れ、石は割れ、ほぼ原形がなくなるくらい修理を繰り返して使い切りました。
線引きができて、正しい先達(師匠や指導神)により、神仏の見分け方を時間をかけて一つ一つ学んだ後は、
その地に祀られている神仏が、そこにおられる理由が解りますし、なりすましにも「善」があふれ出ているものがあるし、
とにかく、聖地を訪れた人々と神仏とのおびただしい数の「やりとり」が言葉として感じられるようになりました。
これは、巡禮記に参画してくださってる皆さんにもそれなりに、皆さんの感じ方で解ってくることだと思います。
ご神仏様に対しても、人に対しても、
「何をだれに相談して解決してゆけばいいか?」ですから
正確に巡礼と祈りを重ねてゆけば、さほど難しいことではありません。
そうしてゆくうちに、
数珠にそれらの神仏とのあなた独自の向かい合い方がインプットされて、
巡礼を重ねるごとに蓄積されてゆきますね。
「修歴」というものです。
そうして、数珠は聖地を訪れる時だけでなく、普段の祈りの生活の中でも、先達としても、
とても役に立つ携帯品になってきたわけです。
数珠という法具を持つことは
・懐中仏と、
・神社のお守りと、
・お寺のお札と、
・聖地まで一瞬で行ける道筋と、
・自分の巡礼地での記憶と誓いを
いつでも取り出せる引き出しを持った整理棚を持ち歩いているような感じですね~
そして、ご縁のあった人が、安心してまっすぐに、神仏にも人にも
自分の想いを発することができ、
まっすぐに神仏からも人からも生きるすべを受け取れる人になってほしい。
それを念頭に、田中一人は、巡禮記遠足やツアーをして、
なおかつその能力を全開にして
ひとりひとりのカウンセリングをさせていただいております。
皆さんと祈願を立てて、願って祈って、叶えられて、心から感謝をすることを
これからの田中一人のなりわいとするにあたって、
じぶんと数珠との付き合いとしてあったことを
回顧して、携帯しやすい お念珠を作ろうと思い立ちました。
田中一人と数珠の話はその一例にしかすぎませんが、
これからリリースする華数珠作品は、ご縁のあった方に心を込めてお渡ししたいと考えております。
きっとお役に立てると思います。
田中一人 祈
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