関係の修繕に連れて行った

売り言葉に買い言葉となってしまった

相手の気持ちが見えなかった

それ以上に自分の腹が見えなくなっていた

 

 

彼とそんな場になってしまった
そのカフェににいることが嫌だったのは

その時の私自身が嫌すぎてどうしようもなかったからかもしれない

でもこのまま二度と会えないのは
もっともっと嫌だった

 

関係の修繕にと
大きな水晶玉と無垢の銀を連れて行った。

もともと相手の心を読むのが上手だからと
惹かれあったはずの私たちだったことを思い出した。

ごめんなさいと
お互いの髪に触れ合うまでに
そんなに時間はかからなかった。

 


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